映画若き日のリンカン

本作のお話、事件には真の犯人がいて、結審の間際にリンカーンがその犯人に気付き、見事事件を解決するというかなり在り来たりなモノになっています。 というかそもそも、本作には一般的な法廷ものによくある、事件解決のための調査などが殆ど描かれません。 リンカーンが真犯人に気付くのも、法廷で真犯人が証言した際にボロを出し、そこに漬け込み攻め込んだ結果、真犯人が自白するという、言ってしまえば偶然の産物という何ともカタルシスの無い事になっています。 そういう意味で本作は法廷ものとしては微妙な作品になっています。 ですが、個人的にこれに関しては特に問題が無いように思います。 それは、これこそが本作の面白いところなのですが、、本作は決して法や正義についてや、エイブラハム・リンカーンという人物の成長を描いている作品では無いからです。 本作を見ていると弁護士となったリンカーンが担当した民事裁判(借金による暴行事件)の両成敗的な解決、 パイコンテストの審査員として「両方ともうまい」と結論を出さないこと、 スクラブ殺人事件を受けて逮捕されたマット・クレイ(リチャード・クロムウェル)とアダム・クレイ(エディ・クィラン)をリンチしようと暴徒化した民衆を諌める際の行動、演説による人心掌握術。 スクラブ殺人事件裁判に於ける立ち振る舞い、そしてお祭りでの綱引き大会に於ける機転(ズルとも言う)など、全ては後の合衆国大統領エイブラハム・リンカーンという人物に通ずる事象を中心に描いている事がわかりました。車買取 高額買取ジャパン